鼻の病気
アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎は、ハウスダストやダニ、花粉など体にとっては異物である抗原(アレルゲン)を鼻の粘膜から吸入することによって体の中に抗体ができ、やがてアレルギー症状が起こってくる病気です。喘息との関連もあります。
アレルギー性鼻炎には、通年性アレルギー性鼻炎と季節性アレルギー性鼻炎とがあります。通年性アレルギー性鼻炎のアレルゲンは、ハウスダストやダニ、ペットの毛、カビ、などで、一年中症状があります。もう一つの季節性アレルギー性のアレルゲンは、スギ、ヒノキ、ブタクサなどの花粉で、花粉症とも呼ばれます。花粉症の場合、目のかゆみ、涙目など目の症状を伴う場合が少なくありません。
アレルギー検査について
当院では指先から1滴の採血で41種類のアレルギー検査ができる機器を導入しています。
痛みが少なく、お子さまにも受けていただける検査です。
検査結果は当日中にお伝えすることができます。
慢性副鼻腔炎
慢性副鼻腔炎は、副鼻腔の中で慢性的に粘膜が炎症を起こしている状態です。一般的には急性の炎症から、他のウイルスの感染などを繰り返すことによって、慢性化することが多いですが、アレルギー性鼻炎から、慢性副鼻腔炎になることもあります。
慢性副鼻腔炎の症状としては、鼻づまり、においが感じられないことや粘り気のある鼻水がでることがあげられます。また、頭を重く感じたり、集中力が続かないなどの症状もでてきます。
治療せずに放置すると、炎症が広がり、中耳炎を起こす可能性もあります。
急性副鼻腔炎
急性副鼻腔炎は、鼻腔の周囲にある副鼻腔に急性の炎症が起こった状態です。 ほとんどの場合、かぜによる鼻腔粘膜の炎症が原因です。まれに虫歯や外傷からの細菌感染が原因となることもあります。 治療しないと慢性副鼻腔炎(蓄膿症)に移行して、場合によっては手術の必要も出てきます。